英文法ノート㉒ 疑問詞を使った疑問文1
ⅰ)疑問詞の作り方と答え方
「何」にあたる疑問詞として「what」を使う。「What+名詞」の形で用いられることも多いが、その場合、「What+名詞」を一つの疑問詞としてカタマリでとらえる。英語の疑問詞は常に文頭に置く。
※疑問詞の後には、普通の疑問文が続く。
あるいは、疑問詞が主語になる場合もある。
※答え方: Yes、Noで答える疑問文と違い、
「何」の答えになる部分を補って、Yes、Noではなく、普通の文で答える。
※普通の疑問文(疑問詞がついていない)の場合は、Yes、Noで答える。
Did you eat an apple? → あなたは、リンゴを食べましたか?
Yes, I did. → はい、食べました。
※疑問詞がついた疑問文の場合は、Yes、Noで答えない。
What did you eat? → あなたは、何を食べましたか?
I ate an apple. → 私はリンゴを食べました。
ⅱ) whatの意味
whatは、「何?」と尋ねる時の他に、日付・時間などを尋ねるときにも使う。
時間・日付などを答えるときは、形式主語の「it」をおく。(この場合のitは、訳さない)
What time is it now? →今何時ですか?
— It’s eight thirty. →8時半です。
What’s the date today? →今日の日付は何ですか?
— It’s June 30. →6月30日です。
What day is it today? →今日は何曜日ですか?
— It’s Friday. →金曜日です。
※以上、3つの例文とも「疑問詞(のカタマリ)の後は、普通の疑問文になっている」
ⅲ)「どれ、どちらの」にあたる疑問詞として「which」を使う。「which」は答えとしていくつかの選択肢がある状況で、そのうちの「どれか」を尋ねる。
※「what」は選択肢がない状況で「何か」を尋ねる場合に使う。
※「Which+名詞」の形で用いられることも多いが、その場合、
「Which+名詞」を一つの疑問詞としてカタマリでとらえる。
Which book do you like? →あなたはどの本が好きですか?
(「この5冊のうち」など答えの選択肢がある場合)
What book do you like? →あなたは何の本が好きですか?
ⅳ)特に2つのものを比べて、「AとBのどちら」というときは、「Which~」の後に、「A or B」をつける。
「which」を使わず、普通の疑問文に「A or B」をつなげて言う場合もある。
Which do you like, tea or coffee?
→紅茶かコーヒーかどちらが好きですか。
Do you want tea or coffee? I want tea.
→紅茶かコーヒーかどちらが欲しいですか。私は、紅茶が欲しい。
〔22〕 疑問詞を使った疑問文Ⅰ