〔発展ゼミ2〕 受動態の応用 重要ポイント

〔発展ゼミ1〕受動態

ⅰ)受動態の文で「~によって」「~で」にあたる部分が「by~」以外の前置詞によって表される言い方がかなりある。

それぞれの動詞によって、どの前置詞を使うのかが決まっているので、1つ1つ熟語として覚える。

 

be covered with ~=「~で覆われている」,

be known to ~=「~に知られている」

be filled with ~=「~でいっぱいの」

be made of ~=「~(材料)でできている」

be made from ~=「~(原料)から作られる」

 

ⅱ)感情や心理状態を表す動詞には、英語では、「surprise」=「(人)を驚かせる」などのように、人が目的語になるものが少なくない。

  これらの単語は、受動態にすることによって、人が主語になる。

 

    Mary was surprised at the news. 

→メアリーはそのニュースに驚かせられた。→メアリーはそのニュースに驚いた

 

be surprised at ~   =「(人が)~に驚く」

be interested in ~  =「(人が)~に興味がある」

be satisfied with ~ =「(人が)~に満足する」

be pleased with ~  =「(人が)~に喜ぶ」

 

ⅲ)「生まれる」「けがをする」などは受動態のままで覚える。

    I was born in 1989.   →私は1989年に生まれた

I was injured in the accident.  →私はその事故でけがをした

 ⅳ)「take care of~」=「~を世話する」など、動詞と前置詞がセットになって一つの他動詞のようになっている表現は、受動態にするときも、ひとまとまりで扱う。

 

They laughed at John. →彼らはジョンを笑った

→John was laughed at by them. →ジョンは彼らに笑われた

 

John spoke to me.  →ジョンが私に話しかけてきた

→I was spoken to by John.  →私はジョンに話しかけられた

 

ⅴ)「give」「send」など目的語を2つ取る動詞は、受動態の文も2種類できる。

目的語「~を」「~に」にあたるもの

 

(能動態の文)John gave me a chocolate.      

→ジョンは私にチョコレートをくれた。

 

(受動態の文①)I was given a chocolate by John.  

→私はジョンによってチョコレートを与えられた。

(受動態の文②)A chocolate was given to me by John.

 →チョコレートがジョンによって私に与えられた。

 

ⅵ)call+A+B =「AをBと呼ぶ」などの文では、

目的語は「A」だけなので、受動態の文は1種類しかできない。

※目的語→「~を」「~に」にあたるもの

 

We call the dog “Pochi”. →私たちはその犬をポチと呼んでいる。

The dog is called “Pochi” by us. 

→その犬は私たちによってポチと呼ばれている。

 

英文法ノート 発展②