英文法ノート㉞ 不定詞と動名詞の区分
不定詞→ to + 動詞の原形 動名詞→ ~ing
<1>目的語に、不定詞も動名詞も同じようにとれる動詞:
begin、start、like、continueなど。
John continued running. →ジョンは走り続けた。
John continued to run. →ジョンは走り続けた。
<2>目的語に不定詞をとるか動名詞をとるかで意味が変わる動詞
remember、forget、tryなど。
「remember to + 動詞の原形」=「~するのを覚えている」
「remember ~ing」=「~したのを覚えている」
I remember to post the letter.
→私は手紙を投函するのを覚えている。(まだ投函していない)
I remember posting the letter.
→私は手紙を投函したのを覚えている。(もう投函した)
「forget to + 動詞の原形」=「~するのを忘れる」
「forget ~ing」=「~したのを忘れる」
John forgot to meet her.
→ジョンは彼女に会うのを忘れた。(会っていない)
John forgot meeting her.
→ジョンは彼女に会ったのを忘れた。(会った)
「try to + 動詞の原形」=「~しようとする」
「try ~ing」=「試しに~してみる」
Mary tried to climb the tree.
→メアリーはその木に登ろうとした。
Mary tried climbing the tree.
→メアリーは試しにその木に登ってみた。
「regret to+動詞の原形」=「(これからしようとしていることに)残念ながら~する」
「regret –ing」 =「~したことを後悔する」
※stop は、その後に、~ing がくるか、to +動詞の原形がくるかで、意味が異なる。
「stop + -ing」=「~することをやめる」
「stop to + 動詞の原形」=「~するために立ち止まる」
He stopped smoking. →彼はタバコを吸うことをやめた。
He stopped to smoke. →彼はタバコを吸うために立ち止まった。
※この「to smoke」は「~するために」という目的を表す不定詞の副詞的用法で、「stop」の目的語になっているのではない。
<3>目的語に、動名詞しかとらない動詞
finish、enjoy、give upなど
<4>目的語に、不定詞しかとらない動詞:
want、hope、promise、wish、decide、expectなど
John wishes to meet Mary. →ジョンはメアリーに会いたいと思っている。
Mary decided not to invite John.
→メアリーはジョンを招待しないことに決めた。
とにかく覚えよう!
need–ing ~されることを必要とする = need to be + 過去分詞
want–ing ~されることを必要とする = need to be + 過去分詞
〔34〕 不定詞と動名詞の区分