英文法ノート㉛ 不定詞1
<1>「to + 動詞の原形」を不定詞という。
不定詞には名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法の3種類の使い方がある。
<2>名詞的用法は、「~すること」という意味を表す。
To study English is important.
= It is important to study English. →英語を学ぶことは大切です。
I like to study English.
→私は英語を学ぶことを好む(学ぶことが好きだ)。
I began to study English.
→私は英語を学ぶことを始めた(学び始めた)。
<3>形容詞的用法は「~するための…」「~すべき…」の意味を表し、
名詞を修飾する働きをする。
「美しい」「大きい」など、「い」で終わる単語を「形容詞」といい、
「美しい花」「大きい家」などのように名詞を修飾する。
これと同じように、
something to drink=「飲むための何か」は、something(何か)という名詞を「to drink(飲むための)」という不定詞の部分が修飾している。
「a house to live in」=「住むための家」は、
a house(家)という名詞を「to live in(中に住むための)」という不定詞の部分が修飾している。
I want something cold to drink.
→私は飲むための何か冷たいものが欲しい。(何か冷たい飲みものが欲しい)
※something+形容詞=「何か~なもの」
John doesn’t have a house to live in.
→ジョンは住むための家を持っていない。
<4>副詞的用法は「~するために・・・する」(目的)、「~して・・・」(感情の原因・理由)などの意味を表し、主に動詞句を修飾する働きをする。
「だらだらと」「よく」などは「副詞」といい、「太郎はだらだらと走る」「太郎はよく走る」のように動詞を修飾する。これと同じように、
go to the park to play tennis=「テニスをするために公園へ行く」
という英文では、「go」という動詞を「to play tennis」という不定詞の
部分が修飾している。
be glad to see you=「あなたに会えてうれしい」という英文では、
「be glad」という動詞句を「to see you」という不定詞の部分が修飾し
ている。
John went to the park to play baseball.
→ジョンは野球をするために公園へ行った。
Mary was sad to hear the story.
→メアリーはその話を聞いて悲しかった。
<5>副詞的用法の熟語表現
「too ~ to ・・・」=「(・・・するには、あまりにも~すぎる)
=(とても~なので、・・・できない。)」
※enoughは、名詞や形容詞(副詞)の組み合わせによって語順が異なる。
「enough +名詞」 enough money=「十分なお金」
「形容詞(または副詞)+ enough」 big enough=「十分に大きい」
「enough to + 動詞の原形」 = 「~するのに十分~な」
I don’t have enough time to cook for myself.
→私には自炊するのに十分な時間がない。
She is smart enough to understand the meaning.
→彼女はその意味を理解するくらい十分に賢い。
〔31〕 不定詞Ⅰ
重要ポイント㉛ ⇒ここをクリック!