〔31〕 不定詞Ⅰ 英文法ノート

 

 英文法ノート㉛  不定詞1

 

<1>「to + 動詞の原形」を不定詞という。

不定詞には名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法の3種類の使い方がある。

<2>名詞的用法は、「~すること」という意味を表す。

     To study English is important. 

     = It is important to study English. →英語を学ぶことは大切です。

 

I like to study English.  

→私は英語を学ぶことを好む(学ぶことが好きだ)。

     I began to study English. 

→私は英語を学ぶことを始めた(学び始めた)。

 

<3>形容詞的用法は「~するための…」「~すべき…」の意味を表し、

名詞を修飾する働きをする。

「美し」「大き」など、「」で終わる単語を「形容詞」といい、

「美しい花」「大きい家」などのように名詞を修飾する。

 

これと同じように、

something to drink=「飲むための何か」は、something(何か)という名詞を「to drink(飲むための)」という不定詞の部分が修飾している。

 

「a house to live in」=「住むための家」は、

a house(家)という名詞を「to live in(中に住むための)」という不定詞の部分が修飾している。

 

  I want something cold to drink.  

→私は飲むための何か冷たいものが欲しい。(何か冷たい飲みものが欲しい)

  ※something+形容詞=「何か~なもの」

 

John doesn’t have a house to live in.

 →ジョンは住むための家を持っていない。

 

<4>副詞的用法は「~するために・・・する」(目的)、「~して・・・」(感情の原因・理由)などの意味を表し、主に動詞句を修飾する働きをする。

 

「だらだらと」「よく」などは「副詞」といい、「太郎はだらだらと走る」「太郎はよく走る」のように動詞を修飾する。これと同じように、

 

go to the park to play tennis=「テニスをするために公園へ行く」

という英文では、「go」という動詞を「to play tennis」という不定詞の

部分が修飾している。

 

be glad to see you=「あなたに会えてうれしい」という英文では、

be glad」という動詞句を「to see you」という不定詞の部分が修飾し

ている。

John went to the park to play baseball.

→ジョンは野球をするために公園へ行った

Mary was sad to hear the story.

→メアリーはその話を聞いて悲しかった

<5>副詞的用法の熟語表現

「too ~ to ・・・」=「(・・・するには、あまりにも~すぎる)

=(とても~なので、・・・できない。)」

※enoughは、名詞や形容詞(副詞)の組み合わせによって語順が異なる。

enough +名詞」        enough money=「十分なお金」

形容詞(または副詞)+ enough」  big enough=「十分に大きい」

 

「enough to + 動詞の原形」 = 「~するのに十分~な」

I don’t have enough time to cook for myself.

→私には自炊するのに十分な時間がない。

She is smart enough to understand the meaning.

→彼女はその意味を理解するくらい十分に賢い


〔31〕 不定詞Ⅰ

  重要ポイント㉛ ⇒ここをクリック!

   例文解説㉛ ⇒ここをクリック!

   リピート学習㉛ ⇒ここをクリック!


英文法ノート 一覧 へ戻る

トップページへ戻る