英文法ノート㉗ 比較表現３
＜１＞「Ａ as 原級 as Ｂ」で「Ａは、Ｂと同じくらい～だ」という意味になる。
John is as busy as Mary. →ジョンはメアリーと同じくらい忙しい。
＜２＞「Ａ as原級asＢ」を否定して「Ａ not as原級as Ｂ」とすると、「AはBほど～でない」という意味になる。
これは、「BはAより～だ」と言いかえることができるので、
「B比較級 than A」で書きかえることができる。
John’s car is not as big as Bill’s. →ジョンの車はビルの車ほど大きくない。
＝ Bill’s car is bigger than John’s. →ビルの車はジョンの車よりも大きい。
＜３＞「as 原級 as possible」＝「as原級as+主語+can（could）」で
「できるだけ～」という意味で使われる。
You have to study as hard as possible.
＝You have to study as hard as you can.
→あなたはできるだけ一生懸命勉強しなければならない。
Tom had to study as hard as possible.
＝Tom had to study as hard as he could.
→トムはできるだけ一生懸命勉強しなければならなかった。
＜４＞「Ａ X times as原級as Ｂ」は、「AはBのX倍の～」
という倍数表現を表す。
◎３倍＝「three times」、４倍＝「four times」、10倍＝「ten times」
※「２倍」は「two times」ではなく「twice」、「半分」は「half」
Bill’s car is three times as expensive as John’s.
→ビルの車はジョンの車の３倍高い。
John’s car is half as big as Bill’s.
→ジョンの車はビルの車の半分の大きさです。
＜５＞「比較級 and 比較級」で「だんだん～」「ますます～」
という意味を表す。
It’s getting colder and colder. → だんだん寒くなりつつある。
She becomes more and more beautiful.
→彼女はますます美しくなっている。
（more beautiful and more beautifulの
前半のbeautifulが省略されている）
※become+形容詞 ＝「（永続的に）～の状態になる」
get+形容詞 ＝「（一時的に）～の状態になる」
＜６＞ 「比較級＋than any other＋単数名詞」で「ほかのどんな～よりも」
「Ａは、最も～だ」という最上級を使った文は、
「Ａは、ほかのどの～より…だ」＝「Ａ…比較級+than any other＋単数名詞」というように、比較級を用いて書き換えることができる。
He is the oldest boy in the class.
→彼はクラスで1番年上です。
He is older than any other boy in the class.
→彼はクラスの他のどんな少年よりも年上です。
原級を用いた重要表現
(a) as ~ as possible = as ~ as S can「できるだけ～」
(b)not so much A as B 「AというよりむしろB」
(c)not so much as ~ 「～さえしない」
(d) as ~ as ever 「これまでどおり、これまでに劣らず」
(e) the same ~ as ~
(f)as long as ～時間の長さに重点
(1) ～と同じ期間 (2)～も長い間
as far as ～距離の長さに重点
(場所) ～まで(範囲) ～の及ぶ/関するかぎり
比較級を用いた重要表現
(a) the 比較級, the 比較級 「～すればするほど、いっそう・・・」
(b) 比較級＋and＋比較級 「だんだん(ますます)～」
(c) A is more ～ than・・「・・というよりはむしろ～」
同一の物の性質を比べる表現。
この構文では,hotなど通常はhotterのように変化する形容詞も
「more + 原級」の形になる。
(d)all the 比較級 for~ (because~) 「～だからいっそう・・」
(e)A is no more B than C is (D) 「CがDでないのと同様にAはBでない」
(f) A is no less B than C is (D) 「AがBであるのはCがDであるのと同様だ」
(h) 否定文 , much less~ 「ましてや～でない」
(i) not more than~ = at most 「せいぜい～」
not less than~ = at least 「少なくとも～」
no more than~ = only 「～しか」
no less than~=as much as 「～も」
(j) senior to ~ ＝ 「～より年上の」
junior to ~ ＝「～より年下の」
superior to ~ ＝「～より優れた/劣った」
inferior to ~ ＝「～より優れた/劣った」
これらの形容詞はthanではなく、toを使う。
(k) prefer A to B ＝ 「BよりAを好む」
〔27〕 比較表現Ⅲ
重要ポイント㉗ ⇒ここをクリック！
