英文法ノート⑯ 助動詞~否定文・疑問文
「助動詞」の後は、必ず「動詞の原形」がくる。
つまり、「助動詞」の後に、「助動詞」を置くことはできない。
He will can go to Hokkaido. (×)
He will be able to go to Hokkaido. (○)
→彼は、北海道に行くことができるだろう。
◎助動詞の否定文・疑問文の作り方
助動詞の否定文は、助動詞の直後にnotをおく。
助動詞の疑問文は、主語と助動詞の順番を入れかえて、
「助動詞 + 主語 + 動詞の原形…?」の形にする。
<肯定文> You can play the guitar. →あなたはギターを弾くことができる。
<否定文> You can not play the guitar. →あなたはギターを弾くことができない。
<疑問文> Can you play the guitar? →あなたはギターを弾くことができますか?
短縮形: can not=cannot / can not→ can’t
must not → mustn’t / should not → shouldn’t
ⅰ)「can」の否定形=「cannot +動詞の原形」
a)「~することができない」という「能力・可能の否定」
You can’t play the guitar.
→あなたは、ギターを弾くことができない。
b)「~のはずがない」という「可能性・推量の否定」
It can’t be true. →それは真実であるはずがない。
ⅱ)「may」の否定形=「may not +動詞の原形」
a)「~してはいけない」という「許可の否定」
You may not eat the cake.
→あなたはそのケーキを食べてはいけない。
b)「~でないかもしれない」という「推量の否定」
She may not love me. →彼女は私を愛していないかもしれない。
ⅲ)「must」の否定形=「must not +動詞の原形」
a)「~してはいけない」という「禁止」(「may not」よりも強い)
You must not clean his room.
→あなたは、彼の部屋を掃除してはいけない。
※意味的に、「~しなければならない=must」の否定は、
「don’t have to+動詞の原形」=「~する必要がない」
「~しなければならない」⇔「~しなければならないわけではない=~する必要はない」
You must clean his room.
→あなたは彼の部屋を掃除しなければならない。
⇕ 「~しなければならない」の否定は、「~する必要はない」
You don’t have to clean his room.
→あなたは、彼の部屋を掃除する必要はない。
※意味的に、「~にちがいない=must」の否定は
「cannot+動詞の原形」は「~のはずがない」
She must be tired. →彼女は疲れているにちがいない。
⇕
She cannot be tired. →彼女は疲れているはずがない。
ⅳ)「should」の否定=「shouldn’t +動詞の原形」は、
「~すべきでない」、「たぶん~でないだろう」
We shouldn’t stay up late at night.
→私たちは夜遅くまで起きているべきではない。
※shouldとほぼ同じ意味のought to~の否定形は、
「ought not to+動詞の原形」となるが、あまり使われない。
〔16〕 助動詞~否定文・疑問文