英文法ノート㉝ 動名詞
<1>「動名詞」は、動詞の原形に「-ing」をつけて作る。
「~すること」という意味を表し、名詞のような働きをするので、文の主語になったり目的語になったりする。
「不定詞の名詞的用法」と基本的に同じ働きをする。
「run」→ 「走る」 / 「to run」、「running」→「走ること」
Running is good for the health.
≒ To run is good for the health. →走ることは健康によい。
I like running.
≒ I like to run. →私は走ることが好きです。
<2>「動名詞」(~-ing)のみを目的語にとる動詞
finish + ~-ing=「~することを終える」
enjoy + ~-ing=「~することを楽しむ」
mind, give up(すでに始めていることを途中でやめる), enjoy, finish,
deny, avoid, put off, postpone, admit, practice,
miss, escape,appreciate(を感謝する, ありがたく思う), resist(~をがまんする)
などは、「動名詞」(~-ing)のみを目的語にとる。
(不定詞=「to + 動詞の原形」は、使えない。)
My father gave up smoking.
→私の父はタバコを吸うのをやめた。(禁煙した)
※give up=「(長期的に)やめる」
<3> 動名詞を含む慣用的な表現はよく使われる。
be good at ~-ing =「~するのが得意だ」
Thank you for ~-ing~. =「~してくれてありがとう。」
look forward to ~-ing =「~するのを楽しみにする」
How about ~-ing?=What about ~-ing? =「~してはどうですか」
※-ingの代わりに、名詞でもよい。
2 意味上の主語
文全体の主語と動名詞の意味上の主語が一致しない場合、意味上の主語を、my, his, John’s など所有格(または、me, him, Johnなど目的格)の形で動名詞の直前に置く。
3 受け身・完了
「~されること」 being + 過去分詞
(b) 動詞の表す時よりも以前のことを表す場合 having + 過去分詞
4 動名詞の重要表現
cannot help ~ing「~せずにはいられない」(= cannot but +動詞の原形)
on ~ing =「~するとすぐに」 = upon ~ing
in ~ing =「~するとき」
It is no use ~ing =「~しても無駄だ」
There is no point in ~ing =「~しても無駄だ」
worth ~ing =「~される価値がある」
feel like ~ing =「~したい気がする」
prevent A from ~ing =「Aが~するのを妨げる」「Sのせいで、Aは~できない」
There is no ~ing =「~することはできない」
be used to ~ing =「~することに慣れている」(=be accustomed to~ing)
get used to ~ing =「~することに慣れる」
look forward to ~ing =「~するのを楽しみにする」
be動詞+looking forward to ~ing =「~するのを楽しみにしている」
object to ~ing =「~に反対する」
be opposed to ~ing =「~に反対する」
objection to ~ing =「~に対する反対」
What do you say to ~ing? =「してはどうですか。」
How about~ing? =「してはどうですか。」
What about~ing? =「してはどうですか。」
It goes without saying that~ =「~は言うまでもない」
have difficulty (in) -ing =「~するのに苦労する」
When it comes to-ing =「~ということになると」
discourage 人 from-ing =「〈人が〉(~するのを)やめさせる、思いとどまらせる」
be capable of-ing「~できる」⇔be incapable of-ing
分詞を用いた重要表現
(a) go ~ing 「~しに行く」
go skiing, go shopping, go fishing, go hiking など。
〔33〕 動名詞